高島市方面の医療と歴史・文化を学ぶ宿泊研修を実施しました。

 318日(月)・19日(火)に、高島市方面を訪問させていただいた春の宿泊研修には、学生9名(滋賀医科大学医学科第24学年3名、看護学科第13学年6名)が参加しました。

 

1日目】

・白髭神社見学

 高島方面へ向かう途中、白髭神社を訪問しました。琵琶湖に浮かぶ朱塗りの大鳥居が特徴で、世界遺産・厳島神社を彷彿とさせる光景から”近江の厳島”とも呼ばれています。創建は約1900年前で、近江最古の神社とされていて、全国にある白髭神社の総本社ともされています。

 皆さん、国道161号線はよく通行するものの、あまり白髭神社に立ち寄ったことはなかったようで、改めて、その歴史を学ぶとともに、沖島を背景に琵琶湖に浮かぶ大鳥居の景観を写真に納めていました。

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・特別養護老人ホーム清風荘にて研修

 今回の宿泊研修の最初の研修先として、特別養護老人ホーム清風荘を訪問しました。清風荘では、

生活相談員の林様から施設の概要についてお話をいただきました。

 清風荘は、社会福祉法人ゆたか会が開設した県下3番目の特別養護老人ホームとして、今津病院との協力体制のもと地域包括ケアネットワークの一端を担っています。

その後、二グループに分かれて、施設内の見学をさせていただきました。施設内は清潔できれいに整理されていて、利用者の方々が気持ちよく利用されているようでした。また、利用者自身の自宅で使用している家具が持込まれており、より自宅の環境に近い状態を実現するよう工夫されている他、利用者の方を移動しやすいように天井取り付けのリフトがあるなど、利用者だけでなく、スタッフにとっても優しい工夫が施されていました。

 4階には、食事つきの高齢者マンション「ケアハウスじゅらく」が併設されており、利用者の生活状況に応じたサービスを提供しているとのことでした。

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・今津病院にて研修

 サンブリッジホテルで昼食をいただいた後、午後からの最初の研修先として、今津病院を訪問しました。今津病院は、里親学生支援事業としては初めて訪問させていただく病院で、湖西地域では唯一の回復期リハビリテーション病棟を開設するなど、高島市、大津市、長浜市から各疾患の手術後・発症後の患者さんに早期にリハビリテーションを実施し、住み慣れた自宅での療養に繋げることを目標とされています。

あいにく、瀬本院長先生はご不在でしたが、岸本理事長からご挨拶をいただき、仁賀事務長、上松看護部長、前川リハビリテーション室長から、今津病院の概要についてお話をいただきました。

その後、仁賀事務長や上松看護部長の案内で施設の見学をさせていただき、会議室に戻った後に、本学出身の岩城 秀出洙先生から透析センターの概要や高島市での暮らしについて説明がありました。加えて、本学看護学科卒業生の看護師 吉永さんもお見えいただき、今津病院の看護業務についてお話しいただきました。

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・マキノ病院にて研修

 国道161号線を北上し、三つ目の研修先であるマキノ病院を訪問しました。

 高島市の最北部に位置するマキノ町は、町名がカタカナで表記されることから、北海道のニセコ町と姉妹都市協定を結んでさかんに交流が行われています。

 マキノ病院も里親学生支援事業としては初めて訪問させていただく病院で、湖西における最北の病院として、高島市北部の急性期救急医療を守るとともに、高島市民病院や今津病院との連携により、高島市の医療と地域包括ケアシステムに貢献されています。

 研修に際し、森田病院長から病院の概要や特色についてお話をいただいた後、院内を詳しく見学させていただきました。最後に、4月から本学出身の西村彰一先生を新病院長に迎えることになったとの紹介があり、外科の専門医として地域医療に一層の貢献が期待されると喜んでおられました。

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・メタセコイア並木の見学

 マキノ病院を辞して、平成6年、読売新聞社の「新・日本街路樹百景」に選定されたメタセコイア並木を見学しました。

まっすぐ伸びた県道小荒路牧野沢線の両側には、延長約2.4kmにわたりメタセコイアが約500本植えられ、その景観はとても雄大なものでした。季節的にはあいにくの時期でしたが、初めて訪れた学生もいてその並木の長さに感激していました。

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・交流会

夕方は、宿泊先の今津サンブリッジホテルにおいて交流会を開催しました。

交流会第1部では、高島市健康福祉部健康推進課 青谷 光恵 課長から挨拶があり、健康支援課の水浦 久美 主監と、地域包括支援課の古谷 靖子 主監から、「湖西地域の医療福祉の現状と課題」と題し、高島市民病院 岡田 裕子 看護師長から「ひとりひとりの多様な課題に対応した切れ目のない組織的な支援の必要性」と題してご講演いただきました。

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交流会第2部では、訪問先の関係者の方々や地域の方、里親の方々もご参加いただきました。特に、自治医科大学出身で、現在高島市民病院で初期研修を行っておられ、これまで数多く里親学生支援事業に参加していただいた八坂先生も参加していただき、大いに盛り上がりました。

訪問先の先生方からは、「高島市は自然に恵まれた風光明媚な土地であり、気持ちのやさしい住民の方も多く、是非卒業後は湖西地域の医療活動に貢献していただきたい!」といった期待の声も寄せられ、和やかな意見交換、懇談の場となりました。

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【2日目】

・琵琶湖周航の歌資料館を見学

 宿泊研修2日目は、宿泊先の今津サンブリッジホテルを出発し、「われ~は湖の~子~♪」で知られる「琵琶湖周航の歌」の発祥の地である今津町の「琵琶湖周航の歌資料館」を見学しました。

 琵琶湖周航の歌は、加藤登紀子さんが歌われて国民的に親しまれていますが、資料館の方の説明を受けて歌の由来について知ることができました。

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・藤樹書院跡の見学

 続いてバスは安曇川町まで南下し、人々をひとしく愛した近江聖人 中江藤樹が庶民のために開いた日本最初の私塾「藤樹書院」を訪問し、江戸の儒学者 中江藤樹の生涯や教えについての説明を伺いました。

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・特別養護老人ホームふじの里にて研修

 研修2日目の最初の研修先として、特別養護老人ホーム ふじの里を訪問しました。ふじの里は、平屋建ての広い敷地の中に、「ふじの里ショートステイ」、「ふじの里デイサービスセンター」、「ふじの里ケアプランセンター」、「ふじの里なごみの家」と利用者のニーズに合わせた施設が併設されており、それぞれ清潔できれいに保たれた施設の中で、利用者の皆さんはいきいきと生活されておられます。

訪問に際して、落川施設長から地域の現状や施設の概要についてのお話があり、引き続き施設内を見学させていただきました。見学後は、施設長から改めて入所者の状況や施設の特徴、工夫を凝らした介護活動、利用者が楽しく交流する様々なイベントの実施についてお話がありました。

また、看護師・介護士・生活相談員など現場で働く職員から、それぞれのお立場でのお話を聞くことができました。

 こ皆さんの努力による質の高いサービスの提供は、平成30年度の介護サービス満足度調査でも高い評価を受けておられました。

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・高島市民病院朽木診療所にて研修

 道の駅藤樹の里あどがわで昼食をとった後、本日二つ目の研修場所である「朽木診療所」に向かいました。安曇川町から一つ山を越え安曇川沿いにバスを進めると、辺りが急に開けて旧朽木村に入り、その中心地に朽木診療所はありました。診療所は高島市内産のスギ・ヒノキをふんだんに利用した木の温もりを感じられる木造平屋建てで、その中で、自治医科大学出身の増田 翔吾 先生が待っていてくださいました。

 朽木診療所は高島市民病院朽木診療所に改組され、増田先生から、外来診療、訪問診療、往診などの診療所での診療の状況や、地域の特徴について熱心に説明していただきました。

 その後、施設内と診療所周辺を散策し、朽木地域の自然に触れるとともに、珍しい建築物などを見学しました。

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・高島市民病院にて研修

 今回の宿泊研修の最後の研修先として、湖西地域の中核病院である高島市民病院を訪問しました。

最初に小泉副院長から歓迎のご挨拶をいただき、続いて本学出身の上野 内科部長から、湖西地域における高島市民病院の概要と役割についてお話をいただきました。さらに、病院事業管理者の髙山 博史 先生から、これからの医療に求められることや若い医師への期待について、熱くお話しいただきました。

その後、上野先生、小谷看護部長、本学出身の松岡先生のご案内で、機能的できれいに整理された外来や検査室、そして清潔な病棟などを見学させていただきました。

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今回も、地域の方々をはじめ、たくさんの医療関係者の方々にご協力いただき、地域医療について学びの多い研修となりました。この場をお借りして、ご協力頂きました皆様方に厚く御礼申し上げます。

豊かな自然に恵まれ、地元の方々の暖かな人柄に触れながら、この素晴らしい湖西地域で地域医療に従事する学生が一人でも多く活躍してくれることを切に期待しています。

 

      (この研修は、NPO滋賀医療人育成協力機構との共催で実施しました。)

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